Calbee
アメリカ市場向けにスナックの新たな価値を生み出す実験的プロジェクト
米国市場においてすでに知名度のあったCalbeeですが、認知度の高い商品はかっぱ「えびせん」や、「さやえんどう」などに限られており、日本国内で人気のじゃがりこやじゃがビーはあまり知られていませんでした。そこで、認知度を上げると共に、店舗での新しい販売体験を提供することで、ユーザーからのフィードバックを同時に獲得し、ブランド力と商品力の両方を向上させるための施策を行いました。イラストを活用したパッケージや、カップ売りで提供する手法、そして、デジタルチャンネルとの融合で、全く新しいブランド体験を広げました。
INDUSTRY
食品
TARGET MARKET
アメリカ
DELIVERABLES
ユーザーリサーチ 顧客課題探索 ビジョン構築 ブランド体験構築 パッケージデザイン ブランディング ローンチイベント実施
Challenges
日本のスナック菓子の認知度を上げる - アメリカにおけるCalbeeのブランドを確立
より顧客に認知してもらいやすい販売方法を模索
新しい体験に対しての顧客からの反応を得る
Our Approach
米国市場とターゲットユーザーを理解するため、広範なリサーチを実施し、ブランドポジショニングのためのインサイトを収集
じゃがりことじゃがビーのアメリカ向け名称とブランドデザインを遂行
認知度を高め、新しい体験を提供するために、サンフランシスコ中心地のショッピングセンターでポップアップストアを開店
STRATEGY
米国市場での業績向上のためのブランド戦略立案
米国市場で、すでにある程度の知名度を獲得しているCalbeeブランドをより拡大するためのブランド戦略を立案しました。特に、日本では人気商品としての知名度の高い「じゃがりこ」を、ポテト系スタックの競争の激しい米国にて、どのように差別化を図るかに重点を置いた、ブランド戦略をしました。
BRANDING
名称、ロゴ、パッケージ、サイネージまで全てのブランドマテリアルを開発
市場に溢れかえっている類似の製品との差別化を測るため、そして英語での発音のしやすさも考慮し、名称とロゴを "BeeMee" に選定。この名称には「私らしさ = Be Me」と日本語の「美味」のコンセプトが隠されています。そして、ロゴだけではなく、パッケージやポスター、Webサイト、SNS画像まで、各種のブランドマテリアルの制作も行いました。
ACTIVATION
アメリカでのプロダクトリリースと、オープニングイベント開催
作成したブランドマテリアルと、製品パッケージを活用し、サンフランシスコの中心エリアに1年間ポップアップストアを設置。オープニングイベントでは、各種ノベルティーアイテムが当たるくじ引きイベントや、日本から来たCalbee社の社長をはじめとした、取締役の方々によるテープカットセレモニーを行いました。事前にWebで告知していたこともあり、多くの人々で賑わい、テレビ局からの取材も受けました。
KEY ResultS
アメリカ向け商品ブランドおよび販売店を確立
オープニングイベントに1,000名を超える来場者
米国スナック大手のフリトレーとの業務提携に成功