森ビル株式会社
“サステナビリティの本音”展の企画プロデュース・デザイン・展示空間の制作
森ビル株式会社が虎ノ門ヒルズ グラスロックに新たにオープンしたGlass Rock Galleryでの展示「サステナビリティの本音~『自分だけじゃムリ』から『自分にもできる!』へ~」 にて、btraxが森ビルと共に企画プロデュース・デザイン・展示空間の制作を担当しました。
企業のサステナビリティに関する取り組みの“現在地”や、大企業のサステナビリティ担当者が直面する悩み・モヤモヤ、個人が感じるサステナブルな暮らしをするうえでの不便さや変化への戸惑いなど、サステナビリティに関する率直な「本音」に焦点を当て、展示空間を通じて視覚的・体験的に表現。社会課題を「自分ごと」として考えるきっかけを来場者に提供しました。
展示では投票やコメントを通じて来場者の声を集めるインタラクティブな仕掛けも取り入れ、企業・個人にかかわらずサステナビリティについて理解を深め、対話を促す場を創出しました。
INDUSTRY
不動産
TARGET MARKET
日本
DELIVERABLES
プロジェクト企画・提案・進行 クリエイティブディレクション・制作 展示・空間構成デザイン
Challenges
社会課題解決に向けてクロスセクターで連携、共創する会員制拠点「Glass Rock」のビジョンを伝え、対話や共創を促す展示の企画
「Glass Rock Gallery」の場の特性を活かしながら印象的な体験を創出する必要性
「サステナビリティ」という抽象的なテーマに対して、来場者が自分ごととして共感し、行動のきっかけを生み出すコンテンツの設計
Our Approach
サステナビリティについて詳しくない人でもつい見たくなるような、視覚的かつインタラクティブな展示内容を森ビルと共に企画し、空間デザインを制作
VALUENEX社が分析した、300社の統合報告書のデータを活用し、ビジュアルガイドと解説要素を加えたデジタルインスタレーションを制作
実際の大企業のサステナビリティ担当者へのグループインタビューを実施し、語られた思いや葛藤、希望をグラフィックレコーディングで表現
来場者がコメントを残せる場や、投票型コンテンツを森ビルと共同で企画・設置し、来場者のアクションを促進
Concept Planning
サステナビリティの“自分ごと化”を促すための展示コンセプト設計
デスクリサーチを実施し、「SDGs」や「サステナビリティ」といった言葉は認知されているものの、「実際に何をすればいいかわからない」という声が多くあることに着目。このインサイトをもとに、来場者のペルソナと展示コンセプト「サステナビリティの本音」を森ビルと共に設定し、来場者がサステナビリティ自分ごととして考え、変化への第一歩を踏み出せるような体験を目指しました。


Digital Experience Design
企業のサステナビリティの現在地を伝える体験デザイン
VALUENEX社が300社の統合報告書を分析したデータを活用し、ビジュアルガイドと解説コンテンツを加えたデジタルインスタレーションをデザイン。初心者にも分かりやすく、企業が現在どのようなサステナビリティ領域を重視しているのかを伝えました。


Graphic Recording
サステナビリティ担当者の「本音」を可視化するグラフィックレコーディング
企業のサステナビリティ担当者との座談会形式のインタビューを通じて、彼らが業務の中で抱える本音や葛藤、希望など、率直な現場の声を引き出しました。語られた内容はイラストとテキストを用いたグラフィックレコーディングで可視化し、来場者が企業の担当者の本音に触れられる形で展示しました。

Content Design
企業と個人のサステナビリティの取り組みを紹介
社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」がキュレーションした企業の社会課題解決事例と、個人ができるサステナブルなアクションを紹介するパネルを制作しました。

Interaction Design
来場者がサステナビリティについて考え、アクションできる場を提供
展示を見るだけではなく、来場者自身がサステナビリティについて考え、アクションに向けた第一歩を踏み出すきっかけになる体験を森ビルと共に企画・設計し、ギャラリー内で提供しました。ギャラリー内には、来場者が「サステナビリティの本音」をステッカーに記入し、壁に貼ることができるスペースを用意。また、来場者がこれから取り組みたいサステナブルアクションに投票し、意思を表明できる仕掛けを制作しました。
